この新しい『オアシスO2』のハードタイプは、秋ごろの発売を目標としており、今後米国のFDAで安全性のテストを行なう予定だ。そのテストを経て、安全性が担保された上で、販売が開始されるのだという。
　こうした安全性への配慮が『オアシスO2』の大きな特徴といえる。ソフトタイプの『オアシスO2』もクリアしたFDAの安全性のテストは、以下のように行なわれる。
通常よりも大きな気圧での①破壊テスト、通常気圧での1万回の加圧と減圧を繰り返す②伸縮テスト、14日間気圧をかけ続け、膨張させた状態で機密性を見る③停止試験の3種類が行なわれる。
　こうした時間とコストをかけた第三者機関でのテストをクリアしているので、安全性が担保できているのが『オアシスO2』の最大の特徴だ。
　また、市場にハードタイプが多くなってくると、ソフトシェルであるということも、特徴の一つになってきている。ハードタイプは設置場所を常に必要とし移動できないが、ソフトタイプならば、1人でも簡単に移動や収納ができるため、必要なときに空きスペースを活用することができる。設置場所がシビアな医療機関では、移動や収納ができるソフトタイプは大きなメリットとなりうるかもしれない。
　一方で、一定数の需要があり、設置場所に困らない場合には、ハードタイプやキャビンタイプなどのメリットが生きてくる。

（JHM　73号より）