ワタナベオイスターセミナー

カウンセリング力上昇のセミナー内容

先日、名古屋と東京で渡辺オイスター研究所のセミナーが開催された。同社製品を扱う相談薬局などの販売店向けのセミナーであるが、来年に迫った薬事法改正後を見据えたセミナーでもあった。
　名古屋・東京と都市圏ということで、各都市を中心とし、各会場とも200人を超える参加者が詰め寄り、熱心に話を聞いていた。講演途中には、参加者をいくつかのグループに分け、各店での販売の仕方や広告表示方法などを互いに語り合うことで、今後の薬局経営のヒントに繋がる場となっていたセミナーであった。
同社では昨年秋にもセミナーを行なっているが、その際のセミナー内容により、今年1月度の売上が前年比二桁もアップ。この売上は瞬間最大ではなく継続的な売上であるという。このポイントはカウンセリング力のアップによるもの。
昨年秋の講演テーマは口内炎であり「困った口内炎にオイスター」という内容のセミナーであった。
国民健康・栄養調査によると、ビタミンB2,B6は足りている。調査の結果足りていない成分である、鉄・亜鉛・銅を補充することで、これらのミネラルが豊富に含まれているオイスターで口内炎改善にということで伸びたのである。医療として亜鉛を補充する薬は、胃潰瘍しかなく、口内炎としての処方は適用外処方になってしまうため、サプリメンテーションでの対応が考えられるのである。

(JHM 第73号より)