抗老化医療④
[ 2008/3/5 ]
【ドライマウスについて】
近年、口の中が乾く、食べ物が飲み込みにくい、話づらい、口臭が出るといった口の渇きに悩む人が増えている。いわゆるドライマウスで口腔乾燥症である。
原因は、薬剤の副作用、老化、筋肉低下、糖尿病などが考えられるが、ストレスによるものも少なくない。
緊張した社会の中で、交感神経が優位になり唾液分泌が慢性的に抑えられるといった障害によって起こるといわれ、この結果EGFの分泌が減り、様々な疾患の治癒にも対応できなくなっていく。
いま、歯科学会ではこの唾液中のEGFの重要性を説き、全力をあげてドライマウスの対策を講じようとしている。
(JHM 第71号より)