JHM 話題追跡①
[ 2008/2/28 ]
「プロペシア」承認で「発毛外来」台頭!
AGAの認知度が高まる一方、うす毛・抜け毛を医療で対処したいと望む患者が増加する中、それに対応するクリニックが足りていない、そんな報告がJSCAM(特定非営利活動法人 日本臨床抗老化医学会)のサテライトである日本臨床医学発毛研究会から寄せられている。先日行なわれた第1回研究会を兼ねた認定医講習会でも理事長・松山淳MDが、こうした現状を打開する手立てとして、同サテライト研究会を発足させた経緯を説明しながら、会員の医師向けに「発毛診療医」育成のための講習とAGA処方医ネットワーク化をめざすことを提案。今後、より信頼度の高い「発毛外来」導入クリニックを認証しながら、患者との橋渡し役をJSCAMが担っていくことを約束した。一方で、AGA診療やうす毛・抜け毛ケアを目的としたアンチエイジング医療が活発化する中、メソセラピー、エレクトロポレーション、自毛植毛術やプロペシアなどの処方薬を用いた診療が拡大する中、育毛、発毛の促進をサポートする育毛剤、シャンプー、サプリメントなどの周辺商材も次々と生まれている。医薬部外品「毛歓(もうかん)」もその一つで、昨秋から医療分野での活用の道が始まっている。
(JHM 第71号より)