男性の中年太りは要注意
[ 2007/12/15 ]
中年太りは心筋梗塞などの心疾患リスクが高いというエビデンスが発表された。厚生労働省研究班の大規模疫学調査によると、20代の頃に痩せていた男性が中年までに体重が10kg以上増加すると、虚血性心疾患の発症リスクが、5kgのグループと比較すると、約2倍だったという。女性では虚血性心疾患の発症者が少なく、有意差が出ていない。
この調査は90〜01年に9万人の男女(40〜69歳)を追跡して確認された。
また、BMIとの関連も調査されており、調査時BMI30以上の男性は、BMIが標準の男性に比べ発症リスクはやはり2倍となっていた。
(JHM 第68号より)