骨粗しょう症とエストロゲンの関連を解明
[ 2007/11/9 ]
科学技術振興機構と東京大学は、エストロゲンが破骨細胞のアポトーシスを促し、骨粗しょう症を抑制していることを明らかにした。
閉経した女性は骨粗しょう症になりやすいことは良く知られていたが、女性ホルモンが、骨粗しょう症とどのように関連しているかは知られていなかった。
研究チームは、遺伝子操作で破骨細胞のエストロゲン受容体をノックアウトしたマウスの育成に成功した。このマウスは通常のマウスと比較して、骨量は約5%減少し、さらにエストロゲンの投与で通常マウスであれば増加するはずの破骨細胞をアポトーシスさせるタンパク質が増加しなかったという。
(JHM 第68号より)