GMP導入で、医薬品メーカーが整理統合、健康食品メーカーも？

  各診療科目別売れ筋健康食品

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最近、補完代替医療が活気付きだしてきた。アガリクスの風評被害報道から、免疫をはじめとする補完代替医療まで打撃を受けた感があったが、来年からの新たな健診・保健指導制度とメタボリックシンドローム対策の情報により、薬を使わない予防の概念の普及に伴う形で、従来の補完代替医療も動き始めている。サプリメントを医療に用いるときに医師として、躊躇する部分に“知らない”ということがある。患者の知識が豊富なサプリメントを用いることに医療として抵抗感を感じるかもしれない。しかし、補完代替医療という形で用いるサプリメントであれば、行なっている医学的な治療を補完し、代替しているのだから、他のサプリメントの知識は必要なく、疾病とそのサプリメントを使用する意義を患者に伝えれば良いのである。全てのサプリメントを勉強することなく始められる補完代替医療としてのサプリメントは、専門分野の診療の幅を広げる形でサプリメントを導入できる概念といえる。本稿では、これからサプリメントを診療に取り入れようとするドクターにお勧めする、補完代替医療としてのサプリメントの組み込み方を紹介する。

(JHM 第67号より)