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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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話題のクリニカル・エステ施設

[ 2007/8/16 ]
 

メディカルエステ「レーマ」開設へ  松浦医院(秋田市)

 

幼い時期の難病バネに医師の道へ、患者さんの立場から医療を学ぶ謙虚さがモットー

 

自らを「心の谷間を埋める医者」と評する松浦 麗子先生。来院する患者さんは決して、ひとつだけの病気を抱えてやってくることは少ない、と云うのです。それは身体の不調、異変だけでなく、同時に心の病いも患うケースもまた少なくないようです。そんな患者さんの切実な痛み、苦しみを松浦先生は「そっと抱きかかえ、じっと話に耳を傾け、温かく激励の言葉をかける」のです。そんな麗子先生、専門である産婦人科をはじめ、内科、皮膚・診療科など総合診療によって、患者さんの主訴(痛み)に対して手厚く治療をやりながらも、日々新たな診療、施術、診断法を勉強し続けています。そして、アンチエジング診療を取り入れ、積極的予防医療に松浦医院のスタンスを一部シフトしながら、この秋からは、「メディカル・エステ」ゾーンの開設をめざすことになりました。

 

 

 

"アーユルヴェーダエステ"柱に「麗子式若返り術」演出

 

「今、わたしはおまけの人生の真っ只中なんです」 

麗子先生はいつもの笑顔でこう云います。

そんな自らの"半生"を振り返りながらの、先生の医療に対する思いが伝わる「医療哲学」ともいうメッセージがあります。

"おまけの人生"だからこそ、お年を重ねた今、さらに謙虚に、もっと患者さんの気持ちを理解して、より勉強に励んで、若い時と同じように新進気鋭の志を今一度奮い起こして、新たな医療に挑戦していきたい、というのです。

 ここで、メッセージを少し引用させてもらいましょう。

 現代西洋医学では、同じ内科でもそれぞれ細かく分かれ、専門化して循環器科・呼吸器科・胃腸科・アレルギー科…と標榜するようになりました。その方が良いように思われ、確かに侮りがたい専門知識を持っていて敬服するし、学ぶところも多い。患者さん達も細かく分化した医療に慣れてしまいます。しかし、園分、あちこちを巡り歩かなければなりません。まさに一日がかりであったり、一週のうち23日は医者廻りで暮らしてしまったりします。

私自身も生れた時から虚弱児であり、難病になり助からない、何回かはもう駄目か、とさえ言われ今日まで生きてきました。

人生無駄なしとは本当です。病気によって休息を与えられ、そして患者の立場から医療を見直す絶好の機会を得ました。病気をする度に積み重なり知る種々のことがありました。専門的に細分化した恩恵には十分感謝しているものの、しかしながら腑に落ちないものも多々ありました。

 それは何故? 一人の人間は一つの心身ともに繋がったものであり、たとえば胃炎という診断がついたにしても原因は“胃炎”の粘膜だけの問題なのかしら?あなたはどのように考えますか。

ホリステック医学の分野では包括的に心身を考え、アーユルヴェーダの世界もそうですが、心の奥の魂・平穏な魂の世界には病気はないと言われております。この包括的な考えを持つ人達で結成されている日本ホリステック医学協会では生活習慣病予防士及び生活習慣病予防指導士の育成に助力し沢山の方達が巣立ちました。当院はこれまで、その方たちを実習指導する医療機関としての役目を果たして来ました。

 従って人一人の全体を一つとして診ながら、体の何処に病気が表現されているのかをいつも考えています。

 全く違う世界のように思われるアメリカに本部のあるアンチエイジング(抗老化)医学は3千年以上前にインドで発祥し中国医学(漢方)に影響を与え、日本に渡って来たアーユルヴェーダ医学と似通っている共通部分があることに、私は気付きました。

両方とも病気しないように予防的に考え、医療することです。アーユルヴェーダがナチュラル派ならば、アンチエイジングは積極派とも言える違いがあるかもしれません。

 アンチエイジングの世界共通定義は“Do not get sick(病気をしない)”  “Do not die(死なない)・・・(長寿)”であり、アーユルヴェーダの意味するところは至福なのです。

 このような思いを胸に込めて、私達の医院は特徴ある多角的な診療に心がけております。皆様の忌憚ない御意見をお聞かせ下さい。

 ちょっと長くなりましが、麗子先生の思いが伝わったのではないでしょうか?

 さて、こうした思いを胸に秘め、麗子先生は産婦人科(産科が現在では閉院)、内科、アレルギー科、リハビリテーション科、皮膚・泌尿器科、心療内科に加え、漢方・サプリメント外来、アーユルヴェーダ、アロマセラピー、鍼灸そして、アンチエイジング診療などと、その"守備範囲"は多岐にわたります。

 

 

アンチエイジング医療など

積極的に修学、自ら「美容施術」モデルで体験する

 

決して、人任せにするのではなく、自らが直接関連医学会や研究会さらには、その道の医学指導者に 師事(しじ)して診療、施術、知識を学び、ご自分の医院で実践してきました。先ごろ開かれたアンチエイジングの臨床研修会(日本臨床抗老化医学会)でも、メディカルエステの施術の実技場面では、麗子先生自らが最新の美容機器(アクシダーム)を使ったフェイスリフトのモデル(写真参考)になったほどです。抗老化診療の目的でもある、「いつまでも若々しく、美しく」を、自らがまず体験してから患者さんに提供してあげたい、という誠実な麗子先生らしい姿勢ですね。

しかし、こうした新しい医療技術を学び、スキルアップしてきているにも関らず、保険適用されないものが少なくありません。

「せっかく患者さんにさらに良い医療を提供したいのに、自由診療として患者さんが自己負担を強いられてしまいます。残念です」

 そこは心のやさしい麗子先生、"女赤ひげ先生"となって、時にはサービスで施術をやってあげることもあるそうです。

 新しい医療に対しては、従来の経験と知識を一度捨てて、まず学んでいく。この先生の姿勢は、「若い時からの習性」だった言います。

 こんな研究が、当時話題を呼びました。

 「中高年女性における亜鉛欠乏症症例の検討」(日本産婦人科学会)と題する論文発表です。997月から028月までのおよそ1年間、松浦医院を受診した186例を対象にした臨床研究で、更年期障害の症状を訴える中高年女性に対して、漢方製剤、アーユルヴェーダ療法、アロマセラピーに併用して亜鉛を重視した食事指導を行ないました。

 その結果、106例、実に57%の患者さんに治療の効果が認められたということです。当時、更年期障害の治療をするにあたり、このような亜鉛摂取との関係を指摘する研究者は少なかったようで、松浦先生は革新的な研究成果を世に問おたことになりました。

松浦医院では、現在、婦人科ではプラセンタ療法、アレルギー外来では、毛髪ミネラル診断・サプリメント指導などのデトックス診療、内科では漢方や遺伝子診断など新旧医療を組み合わせた診療メニュー、リハビリテーション科ではアーユルヴェーダセラピー、アロマセラピー、鍼灸などを行なっています。

 そして、院内を改造しつつ、全くの自由診療ゾーンとしてメディカル・エステ

「レーマ」が開設間近かになっています。

 自然療法としてのアーユルヴェーダセラピー、ヨーガ、アロマセラピーを柱に、最新の美容機器「アクシダーム」や、体系矯正を目的にした筋系帯療法がベースになっている「アンチエイジングチェア」の導入など、いままでにはない"麗子式メディカルエステ"をめざします。麗子先生ご自身が多発性筋痛症でご苦労され、ホルモン製剤とリハビリをしながら、食事療法を取り入れたアーユルヴェーダマッサージとアロマオイルでのケアを併用して、病気を克服した経験をもつことから、とくにアーユルヴェーダセラピーには力を入れていくそうです。

松浦医院、メディカルエステ部門の「レーマ」ではホームページを制作中で、遅くても今夏には稼動する予定です。Webでは、麗子先生が患者さんに対して日記形式で医師としての思いを投げかける構成となっていますので、一度、ぜひ閲覧してみてはいかがでしょう。

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