吉村眼科内科医院(静岡県三島市)
[ 2007/8/16 ]
地域住民から好かれる
おしどり夫妻(弦医師、尚美医師)
エネルギッシュに「抗老化診療」をいち早く勉強、三島の地域性にあわせ実践する
地方の婦人も、適正料金で「アンチエイジング」すれば、まだまだ潜在需要は高い
眼科、一般内科の診療を行いながら、大都市圏とは違う、三島を中心とした地域住民(東静岡圏)の美容・予防ニーズの属性に応える医院がある。「面倒見のいい院長先生そして尚美先生」と、おしどり夫妻で評判の吉村眼科内科医院である。
一方で、「機をみて敏」の両先生夫妻、従来保健診療では充分に患者の要望に応えられない治療・施術も少なくない、として寸暇を惜しんで、国内外の新たな医療技術を学ぶ。そうした中で、眼科専門医(弦院長)そして内科医(尚美医師)としての専門性をベースにしながらも、欧米で進み出していた「アンチエイジング療法」にいち早く着目、夫婦揃っての勉強がはじまる。特に臨床抗老化に特化した医学団体であるJSCAMにも登録、自らの医院に導入できる実践的な抗老化診療をスキルアップしていった。一昨年、当時数少ない「認定医」資格者の医師として二人揃っての認定をもらった。「医療現場をいく」第3弾、この吉村両先生に迫る。
三島駅から車でおよそ20分、医療施設が林立する激戦区のひとつ・長伏の地で、保険診療と自由診療を、医院と別法人であるラッキースターで扱い、その診療に対する評判は高い。こうしたことから、診察時間には患者の足が後を絶たない。
「患者さんに納得のいく医療を施してあげたい。そのためには西洋医療、東洋医学というフィールドにこだわらず患者さんが納得し、その方にとって最も適した医療を提供してあげたい」
(弦院長)
本人は謙遜するが、弦院長、眼科・美容整形領域における施術スキルは、都心の医師らに決してひけをとらない。とくにEye Rejubination(眼の整形術)では二重瞼(埋没法、切開法)、目じり切開、瞼たるみ取り、眼下の脱脂などで独自の「吉村メソッド」をもつ。そのオペ技術の割には〃地方Price〃のメリットから、都心に比べ価格有意性をもつため、口コミによって東京からもクライアントが飛び込むこともめずらしくないという。
もちろん、白内障眼手術など多くの保険診療での治療実績をもつ院長だが、オペをせず視力を回復させる「オルソ・ケラトロジー(角膜矯正療法)」など、自由診療の範ちゅうにある新たな眼科医療の領域へも精力的に臨床実践を行なう。
一方、パートナーの尚美医師は、院長の理念を共にしながら内科医である専門性を生かしつつも、西洋医療と対立軸にある東洋医療を巧みに併用しながら、患者の主訴に対して粘り強くその治療を施す。
とりわけ力を入れているのが、最先端の補完代替療法といわれる「サイマティクスセラピー」で、自ら実践したいとして、イギリスに飛び、創始者サー・ピーター・ガイ・マナー博士に弟子入りしたという熱の入れよう。生体磁場のバランス力を本来の健全な状態に戻して、自然治癒力を高める科学的療法であるこの診療メニューを、日本に持ち帰り、専用の治療ルームを院内につくった。
「患者さんが満足してこの療法を受けてもらえるならと、スペースを確保しました。受診時間の割りには診療費はとれませんが、一人でもこの療法で改善してもらえれば」と、尚美先生。
マナー博士の治療実績では、「情緒安定」「自信回復」「更年期改善」「記憶力アップ」「疲労回復」などと、まさにアンチエイジング療法のひとつとして、今後話題を集めそうだ。
こんなそれぞれの眼科・内科の専門医二人が、トータルに内科的・外科的アンチエイジング診療を提供しているが、美容皮膚でのフォトフェイシャル、レーザー、ケミカルピーリング、ボトックス注射、コラーゲン・プラセンタ注入や、サプリメント外来、脂肪分解注射・カーボメット、メソセラピー、キレーション、デトックスなど、およそ臨床抗老化学で実践できるメニューをほぼ網羅している。
さらに、こうした施術を組み合わせた「アンチエジングプログラム」も提案、例えば【育毛コース】では「ジェットピール」「カーボメッド」「インディバ」「メソセラピー」「キレーション」「毛髪検査」「サプリメント外来」を、また【ボディダイエットコース】では、「脂肪分解注射・メソセラピー」「カーボメッド」「ジェットバイブ」「インディバ」「O2チャンバー」「BOCA診断」「サプリメント外来」「マッサージクリーム」などと、コースメニューによってニーズの掘り起こしにも努力する。
「三島という土地柄、都会に比べればまだまだ、「アンチエイジング・若返り」に対する意識には大きな隔たりがあることは当然。しかし地方の婦人にも、適正料金でアンチエイジングをすれば、まだまだ潜在需要はあると思っています」
東京から新幹線で1時間あまり、三島から都心へと受診に行く患者を「吉村眼科内科医院」にUターンさせる自信が、両先生にはあるのかもしれない。