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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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JCE Rejuvenation

[ 2007/8/6 ]
 

「メディカルエステ」講習で"アンチエイジングセラピー"

 

整顔のハンド術、針を使わないメソセラピー術な実演

 

医師、看護師など自らモデルで体感 

 

 

 

医師、看護師そしてエステティシャンのための"アンチエイジングセラピー"が先ごろ開かれました。

JSCAM臨床抗老化医学会が主催する抗老化「認定医」「実践指導士」ライセンスをめざす参加者が集った第3回、第4回実技講習会で行なわれました。

 第3回では、「切らない美容整形術」をテーマに、メソセラピー・フォトレーザー、アクシダーム、アートメイク療法を。また第4回では、「メディカルエステの実践」をテーマに、マネージメント編、部分痩身術SDMJセラピー編、LEDウエーブヂューサー編、ハンド術(整顔)編が公開されました。

 その中で、一際参加者から話題を集めた施術があります。ジャパン美健学院が行なった“整顔”手技と、アクシダームの施術です。

先ず、この整顔手技(ジャパン美健学院)についてですが、この学院では、お客様の状態を見る“目付け”など、技術や実地での訓練を計86時間にわたって受講します。学院の試験に合格することにより初めて「美健師」(健康美容指導師)と認定されます。

この “整顔”が行なえる美健師ですが、整顔とはいったいどういうものなのでしょう?

整顔とは“完全手技”に基づき、シワやタルミ・ゆがみ等の気になる部位を改善します。ジャパン美健学院で学べる「解剖学」、「神経学」、「皮膚反応学」の理論にも基づいた“真のアンチエイジング”を実現することの出来る手技なのです。美健ではこの手技を「情報伝達美容法」と呼んでいます。

美健手技では、頭蓋マッサージから始めます。この事で神経伝達がスムーズになり、細胞が正常化されるのです。整顔がメインなので、顔のトリートメントはもちろんのこと、肩や首・胸付近の「デコルテ」部のトリートメントも行ないます。デコルテ部のトリートメントにより、リラクゼーションにもなります。服を着たままでも行なえるので、お客様としては脱いだり着替えたりという手間を省くことが出来るのも大きなポイントです。

トリートメント自体はソフトタッチなので、美健手技を開始してから5分後くらいには眠ってしまうほど気持ちの良いものです。眠りから覚めた時にはビックリするくらい顔の印象が変わっていることが実感できます。講演では片方の顔だけトリートメントを行ないましたが、短時間にも関わらずリフトアップしていました。手技だけで2mm肌が引き上げられますので、深いシワもほとんど目立たなくなり、ポカポカと血液循環が良くなったことも実感できます。2mmと聞くとそれほどでもないと感じる方もいらっしゃるでしょうが、2mm引き上がった結果は体験してみて初めて分かるものです。

これまでエステと医療は差別化されていましたが、エステ業界でも安心、安全、癒し、結果を追い求めて、エステが進化しています。

 そのため、医療側からエステを取り入れる事も多くなってきました。「美健手技もクリニックで活用したい」との声が講習会では聞かれたほどです。

 医療とエステは全く別のモノというのは、もはや過去の事で、今は医療とエステがタッグを組んでお客様のニーズに応える時代になっています。

 「メソセラピー」という皮下に脂肪溶解作用をもつアミノフィリンやフォスファチジルコリンなどを注射する、いわゆる“部分痩せ”の施術をご存知ですか?

このメソセラピーに近い効果を持つ機器が、日本に上陸しました。疼痛管理(痛みを緩和させる)のためのドラッグデリバリーシステムとして開発された、エレクトロポレーション(電子穿孔)という理論に基づいたものが、『ACTHYDERM:アクシダーム』です。

『アクシダーム』はイタリアで、クラスⅡaというれっきとした医療機器なのです。主に整形外科などでインドメタシンなどの導入に用いられたり、皮膚科などで治療薬を浸透させるのに用いられているようです。そうした用途とは別に、欧米では1000台程度が美容用途で販売されてきました。

 では『アクシダーム』のエレクトロポレーション(電子穿孔)理論とは、どのような技術なのでしょう?

 ハーバード大やマサチューセッツ工科大でDDSとして確立されたこの理論は、ラメラ構造を作る角質細胞間脂質に微弱な電流によって働きかけ、その脂質層に極性を持たせることで、イオンと分子が通ることのできる電子孔(エレクトロポレース)が生ずるという理論です。電子孔のサイズは理論上40250ミクロン(検査データでは100ミクロン)で、この孔は数秒から数分間持続します。

 この孔を使って薬剤を角質層より深く浸透させるのが「アクシダーム」です。

少しむずかしいかもしれませんが、この講習会で医師、看護師の方々が数名体験をしました。論より証拠とでもいうのでしょう。実演では、見事にフェイスリフトの効果が出ました。

普通では、導入できない脂溶性成分や分子量の大きいヒアルロン酸なども、数分で大量に導入してしまうため、脂肪分解注射をしなくても、腹部などがへこんでしまう効果が期待できるのです。その性能は周波数や電圧をコントロールすることで、条件が整っていれば最大6cmにも到達してしまいます。痛みを伴わないで、しかも導入できる範囲も広いため、これから医療機関をはじめエステ施設にも導入が進むはずです。

 応用範囲は幅広く、疼痛管理からメソセラピーに留まらず、ホメオパシーやセルライト除去、肌のアンチエイジングなどに加え、発毛や育毛にも用いることができます。使用する薬剤は、医療向け、そしてエステ向けで様々な用途に活用するできるわけです。使う薬剤は、フェイスやセルライト、皮下脂肪やバストアップなど目的別に用意されている他、独自の成分を導入するためのキャリアも用意されており、使用者が好みの薬剤を導入することもできるということです。

施術の方法も簡単で、スティッロと呼ばれるペンシル上の器具の先端で、皮膚上にゆっくり1.5cm角の格子を描く、その後薬剤を入れたロールオンで薬剤を導入します。

 エレクトロポレーション理論を採用する、似たような装置も市場には出だしていますが、アクシダームだけが、イタリアの大学で膨大な臨床データをとった機器だということも最後に付け加えておきたいと思います。

 

■整顔手技そしてアクシダームの施術が行われた第3回、第4回認定医実技講習会の講義、実技風景を収録した、DVD映像が、JSCAM会員向けに販売されています。購入ご希望の方は、JSCAM事務局・電話03-6222-3121までご連絡ください。

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